幹整体院

妊娠は、女性の身体に大きな変化をもたらす一大イベントです。ホルモンの影響による体調の変化や、骨格の変化は、出産に向けた自然な準備ですが、同時に体に負担をかけることもあります。整体の視点から見た妊娠中の骨格やホルモンの変化、体の不調について解説します。

①妊娠初期(0〜4ヶ月頃)

妊娠初期は、体が妊娠に慣れるための準備期間です。ホルモンの急激な変化が始まり、骨格にも徐々に影響を与えます。

a. ホルモンの変化

妊娠が成立すると、黄体ホルモンやヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)などのホルモンが急増します。これにより、子宮が成長しやすくなるだけでなく、胎児を守る環境が整えられます。また、リラキシンというホルモンも分泌され始め、骨盤周辺の靭帯が柔らかくなり、今後の出産に向けて準備が始まります。

b. ホルモンの変化による症状

この時期、つわりや吐き気、倦怠感などが多く見られます。ホルモンの急激な変化に体が適応しようとする過程で、自律神経が乱れることもあり、眠りが浅くなったり、睡眠の質が低下したりすることもあります。さらに、腸内環境が変わり、便秘や下痢などの症状が現れることもあります。

c. 骨格の変化

リラキシンの影響で骨盤周辺の靭帯が緩み始めます。それにより、体のバランスが崩れることがあります。骨盤が開きやすくなることで、腰痛や股関節周辺に違和感を感じる妊婦さんも少なくありません。また、姿勢が変化し、肩や首に負担がかかりやすくなることもあります。

②妊娠中期(5〜7ヶ月頃)

妊娠中期になると、つわりが落ち着きます。多くの女性が体調の安定を感じる時期です。しかし、胎児の成長とともに、骨格やホルモンの変化がさらに進行します。

a. ホルモンの変化

妊娠中期になると、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンの分泌がさらに活発になり、胎盤が完成します。これにより、胎児の成長が促され、母体も出産準備を整えていきます。

b. ホルモンの変化による症状

多くの妊婦さんは、つわりから解放され、食欲が回復しますが、逆に腰痛や足のむくみ、消化不良を感じることがあります。腸内環境は、ホルモンの影響で引き続き乱れやすく、便秘が続くこともあります。また、血液量が増えることで、動機や息切れを感じることもあります。

c. 骨格の変化

胎児の成長に伴い、お腹が大きくなると、骨盤にかかる負担が増大します。リラキシンの影響で靭帯がさらに緩むため、腰椎が反りやすくなり、いわゆる「反り腰」の姿勢が強くなることがあります。これが原因で、腰痛や背中の張りを感じやすくなります。また、姿勢の変化により、肩こりや首の痛みも増加することがあります。

③妊娠後期(8〜10ヶ月頃)

妊娠後期は、出産に向けて体が最終的な準備を進める時期です。ホルモンや骨格の変化がピークに達し、様々な体調の変化が現れます。

a. ホルモンの変化

妊娠後期になると、リラキシンの分泌が最大になり、骨盤や靭帯が一層柔軟になります。また、エストロゲンやプロゲステロンの分泌もピークに達し、出産の準備が整えられていきます。

b. ホルモンの変化による症状

この時期は、胃の圧迫感や頻尿、息苦しさなどが一般的な症状です。また、ホルモンの変化による不眠や浅い睡眠が続くことも多く、疲れが取れにくい状態が続きます。腸内環境の乱れも続き、便秘が悪化することがあります。

c. 骨格の変化

出産に備えて骨盤がさらに開き、骨格のバランスが大きく変わります。この影響で、骨盤底筋に負担がかかり、骨盤周辺の痛みや違和感が強まることがあります。胎児の重量が増すため、背中や腰にかかる負荷も大きくなり、腰痛や股関節の痛みが強くなることもあります。

妊娠中でも整体で整えるのも大切

妊娠中は、ホルモンの変化や骨格の変化が激しく、体にかかる負担が大きくなります。整体を取り入れることで、骨格のバランスを整え、腰痛や肩こりなどの不調を軽減することができます。また、脊骨の歪みによる自律神経の乱れも、整えることで、脳脊髄液の流れがよくなり、腸内環境、睡眠の質が改善されます。

幹整体院は、妊婦さん専門の整体施術を多数行ってきた経験豊富な整体院です。
お身体の変化に合わせてケアを行うことで、妊娠中の腰痛やむくみ、骨盤の歪みなどをやさしく整えます。また整体を受けることにより、自律神経を整える効果もございます。妊娠中の不調でお悩みの方は、専門知識を持つスタッフが在籍する幹整体院にご相談ください。

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